日本大学商学部・遠藤研究ページ
2002.06.03
スポーツとメディア
テーマ提供  岩越 佳子
【テーマ選択の動機】
 スポーツはテレビや新聞、雑誌などのメディアによって大きく取り上げられている。 メディアの発達によって、スポーツの社会的影響力は増えてきていると思う。テレビの 普及により、スタジアムに観戦に行かなくても、家でスポーツを見られるようになった。 またテレビやマスコミがスポーツ選手をアイドルタレントのようにクローズアップした り、オリンピックをはじめとするテレビ放送権料の高騰によるスポーツの商業化という 問題も出てきた。そこで今回は、スポーツとメディアの関係や問題について、受講者の みなさんと議論したいと思いテーマとして選びました。

【論点】
1、テレビの放送やマスコミの取り上げ方が人気スポーツに偏りすぎていないか?
2、スポーツの商業化の問題があるが、結局今、日本ではスポーツとメディアの どちらが得をしているのか?


【話し合いを終えて】
 メディアのスポーツの取り上げ方は、人気スポーツに偏っている。雑誌では野球や サッカーの雑誌が多く出版され、新聞でも野球やサッカーの情報を多く載せている。 メディアの露出によって、人気が高騰しているのか、メディアが人気スポーツを多く 取り上げているのかは、どちらとも言えない。メディアに取り上げられる人気球団や 人気チームや目玉選手は、それなりに実力もあるわけだからメディアの露出=人気の 高騰とも言えない。メディアをテレビにしぼって考えると、テレビは視聴率を重視 するので競技人口が多いスポーツや人気スポーツへの偏りはしょうがない。スポーツ の商業化、テレビ放送権料の高騰について考えると、スポーツはドラマと比べてみて も視聴率がよめるため視聴率が期待でき、スポーツには脚本もないため、安く上がる という点で、テレビはスポーツを放送すると思われる。スポーツとメディアのどちら が得をしているのかは、スポーツはメディアに依存している部分もあり、メディアも スポーツに依存している部分があるのでどちらとも言えない。
2000-2001年/2002-2003年/2004-2005年
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