外国人選手枠について
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テーマ提供 仁戸田祥吾
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テーマ選択の動機
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日本にやってくる外国人選手。そんな外国人選手に対し、日本では外国人選手枠といういわば
足かせともいえるものがあります。さらに最近では代表選手になるために帰化する選手もいます。
この外国人選手枠と帰化選手についての皆さんの意見を聞いて見たいと思いました。
尋ねてみたい点
・外国人選手枠は必要か？またなぜそう思うか？
・帰化選手のイメージ
講義を終えて
@外国人選手枠について
話し合いの結果
１）外国人選手はいるべき（呼ぶべき）か？
２）制限は設けるべきか？
この２点に焦点があてられた。１に関しては全員が賛成だった。理由としては、ハイレベルになる・
盛り上がるなど能力面でのプラスが期待できることと、その選手の影響で日本人が成長することへの
期待がうかがえた。
一方２の項目では制限を設けるべきという意見が多数であった。撤廃してはなぜいけないのかという
問いを投げかけられると、外国人ばかり活躍して日本人が出場できず成長できない。「日本のリーグ」で
なくなる。近年の「地域密着」型で運営しようにも外国人選手ばかりではファンサービスに支障を
きたし、日本人の性格上ファンが受け入れづらいなどの意見が出た。
上に挙げた意見の他で気になった意見について考えてみた。
１）全員が外国人のチームになる恐れが出てくる
２）ピークを過ぎた選手が金目当てでやってくる
１で恐れというが、まずすべての球団が外国人のみのチームにするとは思えない。意見の中に
「早期に優勝が決定してしまい、優勝争いという楽しみがなくなる」という危惧。そして
応援する気がなくなり、もし応援しているチームがそうしたら幻滅するという意見も出た。
自分としては、全員外国人チームがあってもいいと思う。通常のリーグ戦だけ見ると微妙に
感じることになるかもしれない。だが海外に通用する選手になるためには、日頃から外国人に
慣れていないといきなりは大変だと考える。外国人が得点ランキングの上位を占めている
という現状、代表の試合では得点できない現状。２つの現状は決して個々の問題ではない。
日本人に得点能力がないという１つの現れである。もし全員外国人のチームが通常の
リーグにあり、日本人選手がコンスタントに決めるようになれば代表戦にも期待できると
思う。
２の金目当てで来るというのは、選手の立場からすれば当然のことだ。フロントだって
高給取りに対してはよりシビアに判断するだろう。ファンはさびしいかもしれないが
Ｊリーグの発足当初のジーコはすごい人気を誇っていた。理由はおそらくすごいプレーを
魅せてくれたからだと思う。ジーコがもし華麗なプレーをしなければ他の選手と同様、
印象もない選手として忘れ去られただろう。外国人選手は年齢よりも日本人ができない
何かを持っているかに尽きる。
以上をふまえ自分なりに結論付けると、日本人の根本の性質・性格が影響を与えていると
思う。すごいプレー、本場のプレーを生で見たいけど、日本人の活躍がないのは嫌だという
様なある種の郷土愛みたいなご都合主義。それが枠という形で現れたのだと考えた。
A帰化選手について
必要かどうかではなく、単純にイメージを聞いてみた。
これは意見が分かれた。肯定的派からは、国際試合でも仲間だからよい。選手が自分を
日本人と思えるならよい。母国の国籍を捨てるという代償を払ってまで取るという覚悟が
あるからよいといった意見がでて、否定的派からは、母国の代表を目指すべきだ。君が代を
帰化選手が歌っていると違和感を覚えたといった意見が出た。
まず帰化選手というのは、ハーフの人が日本国籍を選ぶのとは違う。南米、ヨーロッパ、
アジアなど違う国からプロ選手として働くために来ているか、スポーツ留学の場合もあるが
どちらにせよスポーツをする為に来る。失礼を承知で書くと、日本と元々は何ら関係ないはずにも
関わらず日本代表になるために母国の籍を捨てなくてはならない。選手たちにとっては、
権利であり義務ではない。
なぜ帰化選手という題材を取り上げたかというと、上記の外国人選手枠の問題があるからだ。
帰化選手は日本人だから枠から除外される。そのために帰化した選手がいるくらいだ。
外国人選手枠を機能しなくさせる抜け道にも見える。
話が変わるが、本来帰化するという手続きは非常に厳しい制約がある。日本語しか話せない
ような子供でも帰化できないというニュースを見たことがある。だが、スポーツ選手は
それに比べやさしすぎるのではないかと思う。後ろ盾があろうとなかろうと、本人のみで
判断してもらいたい。プロアマ問わず何年以上の経験が必要であるとか、そもそも日本で
何年暮らしているかなど厳しい審査を希望する。帰化することに関しては、日本を選んで
くれてありがたいとは思うが、それだけで了承できるような簡単なものであってはならない。
よって肯定的だが、厳格な審査という条件が必要であるというのが、自分の帰化選手に
対するイメージであり、意見である。
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